張り切って旅行に出掛けたけれど、旅先で体調を崩してしまったという経験はありませんか?それが日本語の通じない海外であれば、尚更不安ですよね。
風邪をひいてしまった時、まずは自分の体調を伝えることができなければ薬局で症状に合ったお薬を買うことも一苦労。
そんな海外での大ピンチを切り抜ける英語フレーズを紹介します。
まずは「今体調が悪いんだ」ということを伝えるフレーズは1つ覚えときましょう。
目次
体調がすぐれない
「(現在進行中で)体調が悪いです。」
体調が悪い時には“feel”(感じる)を使って表現します。
現在進行形(am+feeling)で表現することによって、今まさに体調が悪いという事がよりはっきりと伝わります。
“sick”は(病気)ですので、日本語っぽくすると「病気っぽく感じています」といった感じです。
「(現在進行中で)体調がすぐれません。」
否定形で表す場合は、well(体調がいい、健康である)をam notで否定すると、「体調がよくありません」となります。
この2つは言い方が違うだけで全く同じことを言っていますので、どちらで表現しても大丈夫です。
ちなみに現在進行形を使わずに下記のように言っても全然伝わります。
「体調が悪い」
I don’t feel well.
「気分が良くありません。」
この2つの表現も“sick”と感じる(病気みたい)、“well”を否定し(気分が良くない)と表現しているだけです。
この4つの言い方は言いたいことは同じですので一番覚えやすいフレーズを覚えてください。
これで今体調が悪いことは相手に伝わりましたが、「風邪をひいてしまった」、「吐き気がする」、「お腹が痛い」、「下痢が止まらない」そんな時には、あなたの症状を出来る限り詳細に伝えなければいけません。
体調は“have”を使って、“I have a stomachache.”(お腹が痛い)のように“I have ~.”で表現します。
feelを使って、“I feel nauseous.”(気持ち悪い、吐きけがある)のように使うこともありますが、基本は“I have ~.”を覚えておけば何とかなります。
症状はhave
それと、その症状がいつから続いているのか伝えるのも非常に重要です。
“I have been throwing up since this morning.”(今朝からはいてます)のように、現在完了形を使って表現しましょう。
いつから
腹痛
「お腹が痛いです。」
腹痛を伝える時は、haveを使って表現します。
“Stomachache”(腹痛)を“have”(持っている)となります。
腹痛に対し思い当たることがなければ医師への説明はここまでとなりますが、その腹痛の原因に思い当たることがあればしっかりと伝えます。
便秘を伝える
まずは、便秘の時。
「便秘です。」
便秘を伝える時には、“constipation”(便秘)という単語を使ってみましょう。
読み方は、コンスティぺーション。ぺーの発音にアクセントが付きます。
下痢を伝える
次に、下痢の時。
「下痢です。」
下痢を伝える時には、“diarrhea”(下痢)という単語が有効です。
軟便を伝える
また、下痢とまではいかないけれど、軟便だという時には、以下のようなフレーズもあります。
「軟便です。」
胸やけを伝える
旅先で開放的になりついつい食べ過ぎてしまうこともあると思います。
そんなときには“heartburn”(胸やけ)を使って説明してみましょう。
「胸やけがします。」
食べ過ぎで胃がムカムカする時には、“heartburn”(胸やけ)という単語が便利です。
吐き気
「吐き気があります。」
吐き気を表す単語には“nausea”(吐き気)がありますが、feel+nauseous(形容詞)で使われることが多く、吐き気があるという意味になります。
読み方はノーシャス。ノーの発音にアクセントが付きます。
吐き気だけではなく実際に吐いてしまっている時は、“throw up” (吐く)を使ってみましょう。
「今朝から吐いています。」
since+時という形を使って簡単にその症状がいつから続いているのか説明することができます。
生理痛
「生理痛があります。」
生理痛が辛い時には、このフレーズがよく使われます。
風邪の症状を伝える
以前「先生風邪です」なんて医師につたえて「自分で診断するな」と言われたことがありますが、確かにその通りですので風邪を引いてしまったときには、その症状を伝えましょう。
発熱を伝える
「熱があります。」
熱が出てしまった時には、“fever”(熱)を使って表現しましょう。
頭痛を伝える
熱が出る時には、頭痛や咳が出ることもありますね。
「頭が痛いです(頭痛があります。)」
“Headache”(頭痛)は頭痛全般を表しますが、偏頭痛を表したい時には“migraine”(偏頭痛)を使えばOKです。
「偏頭痛があります。」
ただまあ、脳外科の話だと偏頭痛を疑って診察に来る患者さんの90%以上は緊張型の頭痛で、偏頭痛の方めったにいないとのことなので“headache”を覚えておけばf大丈夫です。
咳が出ることを伝える
咳が出て辛い時には、“cough”(咳)を使って、
I cannot stop coughing.
「咳が出て止まりません。」
というフレーズも使えますね。
鼻水が出ることを伝える
「鼻水が出ています。」
鼻が“running”(走っている)なんてなかなか面白い表現ですが、鼻水がズルズルと出ている時にはこのフレーズが便利です。
“a running nose”を“a runny nose”にしても同じです。
逆に鼻が詰まっている時は、
「鼻が詰まっています。」
このフレーズで伝えてみましょう。
ちょっとした病気でも海外ではバカ高い金額を請求されることがあるので、海外旅行に行く際には必ず保険に入っていくことをおすすめします。
カード保険が付いている場合もありますので、まずカード会社に確認し、十分でないと思った場合は旅行会社などで取り扱っている海外旅行保険に入ってから旅に出ると安心です。
ここまで英語での言い方を説明してきて最後にこんなことを言うのもなんですが、保険会社指定の病院に電話すると日本語ができる人に変わってもらえることが多いので、重病だと感じた場合は無理せずに日本語で症状を伝えるようにしましょう。
風邪とか腹痛を伝える場合は援護で全然大丈夫ですが。