面倒くさい、めんどい、メンドクセー、面倒だ、、などなど日本語にも言い方がたくさんあるのですが、残念ながら英語にも言い方がたくさんあって面倒くさいんです。
“lazy(怠惰な、不精な)”、“pain(苦痛、おっくうな)”、“hassle(面倒な)”、“tiresome(うんざりする、退屈な)”、“bother(悩ます、困らせる)”、“bothersome(煩わしい、厄介な)”、“troublesome(面倒な、煩わしい)”、“annoying”・・・などなど、他にもありますが、これらはすべて「面倒くさい」を表現できる英単語です。
面倒くさいでよく見るフレーズといえば、“bother”(煩わす、悩ます)を使った“I can’t be bothered.”がありますが、日本語に直訳すると「私は煩わされる(悩まされる)わけにはいかない」となり、使い方としては「煩わしくてするはずがない(やる気がおきない)」という感じです。
“I can’t be bothered to ~”「~するのは面倒だ」という言い方が有名ですよね。
「ごみ捨て面倒。」
みたいな感じで使うのですが、今回は「面倒くさい」をもっと簡単に表現してみます。
めんどくさい事、めんどくさい物を表現する単語としては、“pain(苦痛、おっくうな)”、“hassle(面倒な)”の2つがとてもよくつかわれます。
“pain”は「痛い」ですが、“It’s a pain in the neck.”という慣用句があって年配の方によく使われていて、ここから面倒という意味で使われています。
「首が痛たくなる」⇒「首が痛くてやる気がしない」⇒「面倒だ」になります。
“neck”を“ass(ケツ)”や“butt(尻)”に置き換えても同じ意味で使え、とても今っぽい表現になるのですが、お尻にするとスラングっぽいのであまりいい言葉遣いではなくなります。
言葉の汚さで言うと“butt(尻)”よりも“ass(ケツ)”のほうがランクが上なので、まだ“butt(尻)”のほうがかわいい言い方になります。
「面倒くさい」
It’s a pain in the butt.
「めんどくせー」
It’s a pain in the ass.
「マジめんどくせー、マジうざい」
It’s a pain in the neck getting home.
「家に帰るのが面倒くさい。」
この慣用句の流れから“It’s a pain.”と略しても「面倒くさい」という意味で使えます。
“pain”を“hassle”に置き換えてもまったく同じ意味で使え、“hassle”を使う場合は“such a hassle”のように、veryやsoと同じ強調を意味する“such a”とセットで使われることが多いです。
また、感嘆文にして、What a pain!「なんて面倒くさいんだ!(面倒だ)」と強調する感じで使われることも多いので、覚えておくとバリエーションが増えます。
「面倒くさいな!」
What a pain in the ass!
「ホントうざい!」
It’s a pain. / It’s a hassle.
「面倒くさい」
“It’s freaking annoying.”
「面倒くさい」
This is a hassle. / This is a pain.
「面倒くさい」
This is such a hassle.
「本当に面倒くさい。」
It’s a real pain in the ass.
「マジでうざいわ」
“pain”は「面倒な事、物」だけでなく、めんどくさい人にも使うことができます。
「絡みずらい人」を表現するときも、この表現で通じると思います。
「彼面倒くさいんだよ。/ 彼絡みずらいんだよ。」
She’s a real pain.
「彼女マジで面倒くさい。」
He was a real pain in the ass.
「彼(あいつ)マジでウザかったわ。」