海外旅行中や都市部では外国人と接する機会が多く、予想外に「ちょっと相手に謝りたい」、また逆に「相手に謝られる」という出来事が発生することがあると思います。
しかし、意外と『謝る、謝られる』という事態を想定しておらず、英語でどうやって謝って良いのか、また、どう返して良いのか、とっさに言葉が出てこないのではないでしょうか。
ここでは『謝る、謝られる』に素早く対応できるよう、簡単な英語でのフレーズをいくつかご紹介したいと思います。
目次
とっさに謝る
(本当に)すみません、(本当に)ごめんなさい
英語で「ごめんなさい、すみません」と言わなければならない時に英語に慣れていない場合はとっさに“Sorry”の一言が出てくる人が多いかと思います。
しかし、“Sorry”の一言だけではカジュアルな表現になるので、相手にぶっきらぼうな印象を与えかねません。
そこで、シンプルに「ごめんなさい」と言う場合は、しっかりと“I’m ”を付けて謝ります。
「ごめんなさい。(すみません)」
ほんのちょっとだけ気を使って“I’m”のひとことを付け足すだけで丁寧な印象に変わります。
次に、すごく申し訳なく思い「本当にごめんなさい」と伝えたい時は、Sorryの前に“very”が“so”を付けるだけでOKです。
I’m so sorry.
「本当にすみません。」
Sorryの前に“Very”や“So”を付け加えることによって、日本語でいう「本当に」の部分が伝わります。
“very”と“so”の違いはほとんどありませんが、言葉が違うわけですから多少はニュアンスが違います。
一般的には“so”はよりカジュアルで口語的、“very”はフォーマルで文語的と言われていたり、女性は“so”を好んで使うなどと言われていますが、迷ったら“very”を使っておけば問題ありません。
もっと気持ちを伝えたい時は、“I’m”を略さずに“I am”と言います。
「本当にすみません。」
あえて、I’mの部分を略さずに、I amと言うことによって、より丁寧でより申し訳ないというニュアンスに伝わります。
遅れてすみません
旅行中、ホテルのチェックインの時間や、レストランの予約に遅れるという事態はよくありますね。
そんな時、「遅れてすみません」の一言で一番覚えやすく、どんなシーンでも対応できるのが、“I’m sorry I’m late.”です。
「遅れてすみません」
これさえ覚えておけば間違いないでしょう。丁寧なニュアンスにも、カジュアルに言いたい時にも両方使えます。
また、「本当にごめんなさい」でも書きましたが、「本当にごめんなさい」と伝えたい時は、Sorryの前“very”や“so”を付ければOK。
「遅れてしまって本当にすみません。」
このように、言い方を少し変えるだけで、より遅れて申し訳ない気持ちを表すことができます。
お待たせしてしまってすみません
「遅れてすみません」の他に、例えばタクシーを待たせてしまったり、現地でできた友人との約束に遅れてしまったり、なんてこともあるかもしれません。
そんな時は、何と言ったら気持ちが伝わるのでしょうか。
まず、フォーマルで一般的な表現がこれです。
「お待たせしてしまってすみません。」
Sorryをしっかりと言うので、謝罪の気持ちがしっかり伝わります。
カジュアルに“Thank for waiting.”だけでも伝わります。
「待たせてごめんね。(待っててくれてありがとう)」
ほんの少し遅れてしまった場合などは、こちらのほうが丁度良い表現です。
英語圏でも、現地ではこちらの方がよく使われます。
「ごめんなさい。(すみません)」
I’m
「本当にすみません。」
I’m
「本当にすみません。」
「本当にすみません。」
I’m sorry I’m late.
「遅れてすみません」
I am very/so sorry I’m late.
「遅れてしまって本当にすみません。」
Sorry to have kept you waiting.
「お待たせしてしまってすみません。」
Thank for waiting.
「待たせてごめんね。(待っててくれてありがとう)」
相手に謝られたときの返し方
ここからは逆に、謝られた時の返し方です。
例えば、相手がぶつかってきて謝られた時、自分自身が相手に待たされた時など、なんと返したら相手が安心してくれるのか、をしっかりと覚えておいて、とっさに言い返せるようにしておきましょう。
気にしないでください
まず、丁寧で覚えやすく、幅広く使える万能なフレーズが“Don’t worry.”です。
「気にしないでください。」
Pleaseを付けることによって丁寧な印象になり、初対面の人や公共の場など広く使えます。
すごくSorryの気持ちが伝わってきたら、“Don’t be sorry!(謝らなくていいよ!)”と言ってあげましょう。
「気にしないで下さいね。(謝らなくていいですよ)」
「謝らなくていいよ!」⇒「そんなことお気になさらず!」というような、より気持ちがこもった表現になります。
構いません
例えば旅行先のレストランなどで、希望の席が空いておらず他の席を薦められた時など、「構いませんよ。私は気にしませんよ。」という場合は気持ちをこう伝えます。
まず、覚えやすくどこでも使えるのが“I don’t mind.”です。
「構いませんよ。」
より印象を良くする為に、I don’t mind, thank you. のように語尾に“thank you”をつけるとより丁寧な返しになり、相手の印象が良くなります。
簡単でよりカジュアルな言い回しなら“No worries.”です。
「問題なし、心配ご無用」
日本語にすると「心配御無用!」のような、よりフレンドリーな印象になります。
よく英語圏で耳にする言い方です。
このほかにも、カジュアルで使えるのが“OK”です。
「全然大丈夫ですよ」
こちらもよく英語圏で耳にする言い回しで、「全然大丈夫ですよ」のような、より相手に安心感を与えるような一言です。
OKは既に日本語になっていますので、とても覚えやすく、使い安いですね。
「気にしないでください。」
Don’t be sorry!
「気にしないで下さいね。(謝らなくていいですよ)
I don’t mind.
「構いませんよ。」
No worries.
「問題なし、心配ご無用」
That’s fine. / That’s OK.
「全然大丈夫ですよ」
以上『謝る/謝られる』に対応する、英語の言い回しでした。
言い回しを覚えることも大切ですが、言葉を発する際に、ハッキリと気持ちを込めて、ちょっとオーバー気味に言うことが。
英語圏の人にも伝わるキーだと思います。
ご紹介した言い回しは簡単でちょっとした一言ですが、言えると言えないとでは、自分も相手も気分が違います。
海外旅行などで外国人と接することをより楽しくするためにも、このような一言がサラッと言えると良いですね。