思い違いから気になって仕方なかった

10年以上前の話なのですが、英語を勉強しなおしてみようと思うきっかけになった本、スマステのべらべらブックを読んでいて、そこに書かれていたあるフレーズについて思い違いをしていたということを記事にしてみました。

ベラベラブックの中に下記のフレーズがあります。 

仕事が終わって仲間に一言
 

How about a drink?
「一杯どう?」
How about some dinner?
「夕食にいかない?」

私はこのフレーズをみて、「人を誘うときにはこう誘えばいいわけね」と覚えてしまい、調子にのって「今日はこんなフレーズを覚えました」みたいな感じでブログに書いていたのですが・・・

当事はネイティブと話す機会なんて作ろうとも思っていなかったので使う場面もなくブログで発表しちゃってまして、その後英語を勉強していく中でその使い方が間違いだということを知りました。

会話中提案するときに使える How about…?

“ How about… ? ”このフレーズは、「~をしない?」と何かを提案するフレーズとして使えることは間違いなかったのですが、こちらから話を切り出す時には使えないんですよ。会話がまったくないところから、いきなり“ How about ?”と言うことはないとネイティブが言っていました。

実はこのフレーズの使う場面間違いが日本人にはけっこういるそうで、ネイティブは言いたいことは察してくれているのでしょうけれどへんな英語だなと違和感を感じているそうです。

じゃあ“ How about… ? ”はどんな場面で使えるフレーズかと言うと、相手が言ったことに対して話を切り返すときに使うのが最も違和感の無い使い方だそうです。

また、自分から提案や誘いを切り出す場合は会話中や話の中で自然な感じで“ How about… ? ”と切り出すのが普通だそうで唐突に話を切り出すのはかなり不自然だと言っていました。

 
例えば
 

Let’s go lunch?   
「ランチしない?」
How about the Italian restaurant ?
「じゃあ、イタリアンレストランはどう?」

 

 
こんな感じに切り返す場面で使える訳です。

ですので、会話中ではなく唐突にこちらからランチに誘うなら

Let’s go lunch?
Shall we go to lunch?
※「Shall we」はアメリカ人はあまり使わないそうですが
Why don’t we go to lunch?

などで話を切り出すのが最も違和感がないフレーズです!!

 

“How about… ? ”をあえて日本語にするなら、「~はどう?」ではなく「じゃあ、~はどう?」です。

にしても、“ How about… ? ”は、「話を切り返すときに限られる」会話の流れの中で誘ったり提案するフレーズと覚えておけば、いろんな場面で使えるので便利なフレーズです。

また、元気ですか?と聞かれたときや出身地を聞かれたときなど、何かを質問された場面で“How about you?”「あなたは?」のように万能に使えます。

How are you?
「調子はどう?」
good! How about you?
「いいわ!あなたは?」
Not bad.
「まあまあよ」
Are you hungry yet?(お腹すいた?)
「お腹すいた?」
Yes. How about you?
「すいた。あなたは?」
Yes, I’m starving!
「おなかぺこぺこだよ。」

こんな感じで使えます。

短いフレーズの割に会話では使得る場面が非常に多いのでここで覚えちゃいましょう!!!

追記 記事を修正しました

 

以前この記事では“ How about… ? ”は話を切り返すときに場面が限られるとネイティブから聞いたと書いたのですが、このブログを読んでいただいたかたからこのようなリプをいただきました。

これを知り合いのネイティブとバイリンガルに確認したところこのような解答をいただきました。

アメリカ人ネイティブより

How about going for a drink?

のような使い方はします。

ただ、会話がまったくないところから、いきなり、How about ?と言うことはありません。

他の例だと、

How about going for a walk?
などのようにいいます。

言い換えるとしたら、

What do you think of ~?

です。

これ私がニュアンスを少し間違って受け取っていたようです。

正確には、話を切り出す時には使えないのではなく「唐突に話を切り出す時に使うのは違和感を感じる」と言うことでした。

まとめ

“ How about… ? ”は提案や人を誘うときに使えるフレーズで、会話の流れの中ではいきなり切り出してもネイティブは違和感はない。

ただし、何も会話の無いところから(電話などで)誘ったり提案したりする場面では使えない。

まちがって覚えちゃった方ゴメンナサイ・・・許して。。。

と言う訳で、英語の勉強中の方へ

英語学習者のみなさん!!

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英語の勉強はみんなでした方が楽しいよね!!