My Queenslandという、コミュニティーニュースレターから「こんな経験ありますか~?」という表現を学びます。
色々な記事の中でも、目を引いたのが、「忘れられた敷金払い戻し」のお話。
過去25年間に、42,500人以上のクイーンズランド州の住民が、敷金払い戻し請求をしていないとのこと。
その金額は、なんと$9.35ミリオン(約9億円!)にも上り、忘れられたお金は、宙に浮いたままとなっています。
ちょっとご説明しますと、オーストラリアでは、家を借りるときにBondと呼ばれる、敷金に当たる保証金を支払いますが、これは不動産屋さんに払うのではなく、国の機関が管理しています。
賃貸契約を解除した際には、必要書類を揃えて、その機関に払い戻しの請求をします。
BONDは、通常1か月分の家賃を支払っているので、面倒だからまあいいや、という金額ではないと思うのですが。
どんだけ呑気なの?クイーンズランダー!
こんな経験した事ある? Have you ever~?
さて、この記事の書き出しは、こんな文章で始まっています。
「今までに、ボンドの払い戻し請求を、忘れたことがありますか?」
このように、活字の文章の始まりで、問いかけ風に使われることもよくありますが、口語としても、”Have you ever~”という質問は、とてもよく使われます。
「日本に行ったことがありますか?」
「雪を見たことがありますか?」
などのように、生まれてから今まで、過去に、こういう経験をしたことがありますか?という質問をするときに使います。
そして、Have you ever~の後にくる動詞は、いつも過去分詞です。
この質問に対する答えとしては
“Yes, I’ve been to Japan just once.”
「はい、一度だけ日本に行ったことがあります。」
“No, I’ve never seen snow before.”
「いいえ、今まで一度も雪を見たことがありません。」
など。
もちろん、Yes,Noだけでも通じますが、それじゃあ、話が膨らまないというものです。
Have you~?と聞かれたら、I’ve~(I have~)で答えたらよいのです。
“Did you~?”と過去形で質問したら、”Yes, I have”と返事をされて、「おっと、間違えてた!」なんていうこともたまにありますが、大切なのはコミュニケーションが取れることです。
こんな言い回しがあったな、ということを心に留めながら、間違いを恐れず、どんどん英語を使ってみましょうね。