pleaseは「お願い」「ください」
英会話を勉強している人は、なんとなく“ please ”つけとけば丁寧な感じになるイメージ強いですよね。
私が英語を教わっていた先生も“ Can I have~? ”には必ず“ please ”付けてねと言ってました。
ですので非常に多用すると思うんですが、何かを手渡すときなどにも「どうぞ」という意味で使ってしまいがちなのが“ please ”です。
これは、「please=どうぞ」 と言う日本語訳で覚えてしまうからだと思いますが、誰かに何かを手渡すときに“ please ”と言ってしまうと、全く逆の意味になってしまいます。
そもそも“please”はどうぞではなく「お願いします」です。
「どうぞ」と手渡してるのに、「ください」とか「お願い」と言ってしまっているわけですから相手は困惑してしまいます。
例えば、海外旅行でパスポートを渡す場面を考えてみてください。
何と言って渡しますか?
正解は “ Here. ”
丁寧に言うなら “ Here you are. ”です。
pleaseではないですよね。
では、もう1つ
来客に対して食事を差し出すときに「どうぞ(召し上がれ)」は何というでしょうか?
正解は“ Go ahead. ”です。
ですので、「どうぞ」と言いたければ、“ Here. ”または“ go ahead. ”になります。
“ Here ”は手元にあるものを「はいどうぞ」と言って手渡す感じで、“ go ahead. ”は、「Can I~?/May I~?」と許可を求められたときに~しても「いいですよ」という許可を含んだ「どうぞ」になります。
頭の中で分かっている人も多いとは思いますが、いざその場面になると緊張して“ please ”と言ってしまいがちです。
私は手渡すときに“ please ”が出たことはありませんが、扉の前で他人と同時になったときなど「(お先に)どうぞ」と言いたいときに“ please ”と言いそうになったことがあります。
実際に言ったことはありませんが、“ please ”だと「先に行かせて」になっちゃいますね。
「(お先)にどうぞ」と言いたければ“ After you. ”です。
誰もが知っている間違いかもしれませんが、恥ずかしいのでとっさに出ないようにしたいですね。