私は“ must ”も“ have to ”も日本語に訳すと「~なければならない」と学校で教わった記憶があり、仮に違いを聞かれたとしたら「mustは強め」「have to は少し弱め」と言うイメージでしたが完全に間違いでした。
遠い記憶を呼び起こしてみると学校のテストで“ must ”を“ have to ”に書き換える問題があ有ったような無かったような・・・
和訳すると同じ意味になってしまうので日本語に直すことがベースの学校教育ではしかたの無いことなのかもしれませんが両者はニュアンスが違うのでしっかりとおさえておきたいところです。
「must = have to」ではない。
自分でしなきゃと思うか、やらなければならない状況か
この2つの違いは「主観的」か「外部要因が絡んでいる」かの違いです。
have to・・・(期限などの)外部要因がありしなければならない。自分ではどうにもならない。
こんな感じの違いがあります。
言葉で書いても分かりにくいので、例文で考えてみます。
例えば友人に「行かなきゃ」と言うとき
I have to go. (予定など)外部要因があるのでどうにもならない。時間に制約があるなど。
なんとなく“ must ”は強制的とか義務のようなイメージがあったのですが、こう考えると全然違いますねww
“ must ”と“ have to ”を自分以外に使う場合
ちなみに“ must ”がちょっと強いニュアンスのなるのは人に言う場合(主語がYou)です。
You must…っという感じのとき。
この場合は「(自分の子供などに)~しなさい。」という感じです。
“ had better ”も同じ感じですよね。
対して
You have to…は、「(外部要因があって)~しなきゃいけないでしょ。」
って感じです。
You have to go to bed.(明日6時に起きなきゃいけないんだから)早く寝なきゃいけないでしょ。
このように人に言う場合は、自分のことを言う場合と少し違う感じがしますが、「must 主観的」と「have to 外部要因的な制約」があるとうところは変わりません。
否定文になる場合
否定文もそうなのですが、否定文の場合は日本語訳の意味も変わってくるので覚えやすいでしょう。
※主観的にダメと言っている
You don’t have to… ⇒ しなくても良い。
※外部要因的な制約が無いからしなくてもいい
この場合は、意味が違いますね。
どちらも他人に言う場合は年上には使えませんので念のため。
特に“ must ”は自分の考えが反映される感じのニュアンスになってしまうので、自分のことを言うときだけにしておいたほうがいいかもしれませんね。
わかりやすい説明でした。他では、主語 I のときだけの説明が多かったのですが、否定と主語が YOU のときの説明があってよくわかりました。