今回は期間や時間を訪ねる時に使う“How long”と“How much longer”についてご紹介していきます。
“How long”は中学生の時に期間や時間を尋ねるフレーズとして習ったので一度は聞いたことのあるフレーズだと思います。
意味もみなさんが知っている通り、「どのくらい~ですか?」という場面で使われるのですが、実は少しだけニュアンスが違う“How much longer”という表現も頻繁に使われます。
2つとも期間を尋ねることは共通しているのですが、使うシチュエーションが異なりますので、例文を交えながら違いを紹介していきます。
How long:どれぐらい?
How much longer:あとどれぐらい?
「How long」はまだ開始していない時間を尋ねる
“How long”はまだ何もスタートしていない状態で期間や時間を聞く時に使います。
例えばお母さんが今から晩御飯を作ろうとしている時に子供からどのくらいでご飯ができるのかを聞かれるシチュエーションや美容院へ行こうとしている時に友人からどのくらい時間がかかるのかを聞かれるというシチュエーションです。
どちらのシチュエーションもまだ何もスタートしていない状況で誰かから「どのくらいー?」と尋ねられていることがポイントです。
「料理を始めようとしていた時、子供達が晩御飯の準備にどのくらいかかるかを聞いてきました。」
How long does it take to get your haircut?
「髪を切るのにどのくらいかかりますか?」
「How much longer」既に開始していることに対して「あとどのぐらいかかるか?」を尋ねる
何もスタートしていない状況で使う“How long”に対し、“How much longer”はすでにスタートしている状況で残りの期間や時間を尋ねる時に使います。
つまり、物事が進行中に「あとどのぐらいかかりますか?」と尋ねるイメージです。
例えば掃除をし始めた子供に対してあとどのくらいで終わるの?と聞くシチュエーションや“How long”の際に使用した美容院の例でいくと美容院へ行ってなかなか帰ってこない母に対して「あとどのくらいかかるのか?」を尋ねる時に“How much longer”を使います。
どちらの例もすでにスタートしている事に対してどのくらいかかるのかを尋ねていることがポイントです。
「あなたの部屋を片付けるのにあとどのくらいかかりますか?」
How much longer is it going to take to get you haircut?
「髪を切るのにあとどのくらいかかりますか?」
簡単にまとめると“How long”はまだスタートしていない事に対してどのくらいかかるかを聞く場合に使い、How much longerはすでにスタートしている事に対してあとどのくらいかかるのかを聞く時に使います。
美容院で髪を切る際にかかる時間を聞く場合は下記のような違いになります。
「髪を切るのにどのくらいかかりますか?」
How much longer is it going to take to get you haircut?
「髪を切るのにあとどのくらいかかりますか?」
英語を単純に日本語に訳すとすると似たようなフレーズですが、実際には聞くシチュエーションが全く違うのでこれらのフレーズを使う場合は気をつけて使ってみてください。