皆さんは、“How about”と“What about”を正しく使い分けていますか。
とても似ている2つの表現ですが、実は全く違う働きをします。
目次
新しい提案をする時に使う“How about”「~はどうですか。」
“How about”は新しい提案をする時に使われます。
新しいアイデアがある時、何かのプランに誰かを誘ったりする時、“How about”を使って会話を始めてみましょう。
How about
「今日のランチにウェンディーズはどうですか。」
2. How about going to the hot spring in Japan?
「日本でその温泉に行くのはどうですか。」
問題点を指摘する時に使う“What about”「~はどうなるのですか。」
“What about”は相手の発言に対して問題点を指摘する時に使われます。
“How about”の明るいイメージとは対照的に、“What about”は眉間にしわを寄せながら言うフレーズです。
What about
“What about”が使われる場面を見てみましょう。
マイクとナンシーが息子のマットについて夫婦喧嘩を始めます。
Nancy, I forgot to tell you, but I have an important meeting this Saturday.
「ナンシー、君に伝え忘れたのだけれど、今週の土曜日に大事な会議があるんだ。」
What about Matt? You said that you can take care of him this Saturday.
「マットはどうなるの。今週の土曜日は彼のお世話をできるとあなたが言ったのに。」
どっちも使える!「how about you」/「what about you」
“How about”と“What about”の違いを説明してきましたが、会話の中で「あなたは?」と聞き返す時には “How about”と“What about”の両方を使うことができます。
お元気ですか。
I am doing fine. How about you? / What about you?
元気にしています。あなたはどうですか。
あなたはどこ出身ですか。
I am from Japan. How about you? / What about you?
私は日本出身です。あなたはどこ(出身)ですか。
私は明日のランチにサンドイッチを作るつもりです。あなたはどうしますか。
~こんな時あなたはどっちを使う?how about/what about穴埋め問題~
1) Hello. I am Jamie. I work at the real estate agent in town. ( )about you?
2) Aさん: We went to the Panda Express for dinner. It was great.
Bさん:( )about my dinner?
3) ( )about going to the museum instead of the aquarium?
〔解説〕
こんにちは。私はジェイミーです。私はこの町の不動産業者で働いています。あなたはどうですか。
この問題では、会話の中で「あなたは?」と聞き返しているので、空欄には“how”も“what”も入れることができます。
A 私たちは皆でパンダエクスプレスに晩御飯を食べに行きました。おいしかったです。
B 私の晩御飯はどうなるのですか。
Aさんに対して、Bさんは「私の晩御飯はどうなるのですか。」と明らかに不機嫌な返答をしています。このような相手の発言の問題点を指摘する場合は“What about”が正解です。
水族館に行く代わりに美術館に行くのはどうですか。
このように新しい提案をする場合には、“How about”が使われますね。
皆さん、“How about”と“What about”の違いは理解できたでしょうか。私は日常生活でどちらを使うか迷った時は、機嫌が良い方が“How about”機嫌が悪い方が“What about”と覚えて使うようにしています。
皆さんも是非試してみてください!