今回は味を表現する時に使う英語“taste”と“flavor”についてニュアンスの違いを例文をいくつかあげながらご紹介していきますので、2つの単語を比較しながらニュアンスの違いを理解してみてください。
taste「味覚」
“taste”は“taste”は実際に何かを口へ入れた時に舌で感じた味のことを表します。
日本語で言うところの「味覚」で、甘い、辛い、苦い、酸っぱいなどを実際に舌で感じた時に“taste”を使って表現することができます。
例えば恋人が作ってくれたスープがとても美味しかった時や飲んだコーヒーがとても甘かった時には“taste”を使って文を作ることができます。
「私の彼氏がこのスープを作りました。とても美味しかったです。」
This coffee has a sweet taste.
「このコーヒーは甘いです。」
ちなみに“taste”は1つ目の例文のように動詞としても、また2つ目の例文のように名詞としても使うことができます。
また、味とは違いますが“taste”は「スタイル」や「雰囲気」という意味も持っています。
日本語でもよくアメリカンテイストやハワイアンテイストなどと部屋や服装を表現することがあると思います。
このテイストは「味」ではなく「スタイル」や「雰囲気」という意味で使われています。
「私の家はハワイアンテイストです。」
flavor「味わい」「風味」
“flavor”は「味わい」や「風味」という意味があります。
“taste”は「味覚」なので舌で感じる味のことを表しますが、“flavor”の場合は舌で感じる味だけでなく、香りとして鼻から感じるもの、口に入れた際の食感など全ての感覚を指します。
料理が出てきた時にまだ食べていないのに香りでカレー風味の味だと分かることがあると思います。
この場合を英語で表すと“taste of curry”ではなく“flavor of curry”と表現されます。
キャンディーやアイスクリームなどに実際にはいちごが入っていないのにいちごの味がする場合もいちご風味という意味で“flavor of strawberry”と表すことができます。
実際に口に入れていちごの味がしたというのであれば、いちごの味という意味で“taste of strawberry”ということもできます。
「私の好きなアイスクリームはチョコミント味です。」
This food is a unique flavor.
「この食べ物は独特な味がします。」
に簡単に2つの単語のニュアンスの違いをまとめると“taste”は実際に口へ入れて舌で感じた味のことを表し、“flavor”は口に入れて舌で感じた味、食感、鼻で感じた香を含めた感覚になります。
“taste”と“flavor”は同じニュアンスとして使える意味の場合もありますが異なるニュアンスもあるのでその時の状況を考えて使う単語を選んでみてください。