“Fill in”も“Fill out”「書き込む」や、「記入する」という表現で使われますが、今回はこの2つの違いを記事にしてみます。

いきなり答えを書いてしまうとこんなイメージ

Fill in

空欄に字を埋めていく

Fill out

(全ての項目を)字で満たす

私も結構あいまいに使っていたのですが、厳密にいうとこのぐらいのニュアンス違いがあるので覚えておくといいと思います。

アンケート用紙、申し込み用紙など用紙に「書き込む」だけでなく、ネット上の入力フォームに書き込む場合も“Fill in”や“Fill out”が使われるので、「記入」「入力」の説明が書かれていたときにどちらが使われているか意識してみると面白いかもしれません。

という訳でそんなに大きな違いがないので、もう説明は必要ないかもしれませんが、“Fill in”と“Fill out”の違いです。

“Fill in”は空欄を埋める

“Fill in”は「空欄を埋める」というニュアンスがあるので、書類やフォームの一部に書き込むときに使われます。

例えば、ホテルのチェックインなどの書類だと、宿泊者が書くのは名前と住所と電話番号だけで、それ以外に書き込む必要がないことが多いですよね。

そんなときには、「名前を書きこんでください」など該当する項目に書き込む感じで使います。

Please fill in your name and address on this form.
「名前と住所を記入してください。」
Please fill in the blank with your address.
「空欄に住所をご記入ください。」

“Fill out”は全ての項目に記入する

該当する項目だけでなく、必要事項全てに記入する場合は“Fill out”を使います。

“Fill in”のように一部を記入するのではなく、用紙全てに記入すると覚えちゃいましょう。

Please fill out this form.
「この用紙の全項目にご記入ください。」
I have filled out the questionnaire.
「アンケート用紙に記入した。」

あまり大きな違いはありませんが、“Fill in”なら空欄(blank)の一部に書き込むんだな、“Fill out”ならフォーム全てに書き込むんだなという感じで覚えとけばいいと思います。

“Fill in”は「(blank)空欄に字を埋める」
“Fill out”は「(form)全ての項目を字で満たす」